全国の活動

テレビ番組NHK「あの人に会いたい」早川一光氏の放送

「家族の会」元顧問の早川一光氏(故人)のテレビ番組が放送されます。NHK に残る映像資料をもとにした番組です。ぜひご覧ください。

(NHK 総合) 5 月30 日(土) (早朝)5:40~5:50

(NHK 教育、E テレ) 6 月5 日(金) 13:50~14:00

番組名:NHK 映像ファイル「あの人に会いたい」

HP: https://www4.nhk.or.jp/anohito/

※放送後、番組の一部がHP で公開されます。

第二回「医師早川一光を語る会」オンライン開催

第二回「医師早川一光を語る会」が、下記の通りオンライン形式で開催されます。インターネットにつながった環境があれば、パソコンやスマートフォンで参加(要事前申し込み・先着順<定員80 名>・無料)することができます。

社会学者の上野千鶴子氏の他、関係者がオンラインで集まり、講演とディスカッションが行われます。

また、「家族の会」としても今後、オンライン形式での講演会や会議を行う予定ですので、世話人の皆様にも参考になるものと思われます。ぜひご参加ください。

案内ホームページ:

http://www.ritsumei.ac.jp/research/health-c/news/article.html/?id=26

第35回全国研究集会in茨城 2019.10

今年の会場は茨城県。大型台風の被害を繰り返し受けた地元でもありますが、つくば国際会議場には1100人の方々が集まりました。

オープニングに先立ち、地元の若者による勇壮な和太鼓演奏で歓迎を受けました。

鈴木森夫代表あいさつの後、厚労省、茨城県知事、つくば市長からメッセージをいただき、朝田隆医師による基調講演の始まりです。

テレビでお馴染みの朝田医師の基調講演では、認知症者が最も多いのが80代で全体の約8割、その80代の8割が女性、80代男性が少ないのは既に死んでいるから、つまり認知症患者の約60%が女性であるとのこと。また高齢者には「教育」と「教養」が必要なんだと、いやコレは漢字違いで「今日行くところ」と「今日用事があること」が必要だと。他者とのコミュニケーションの機会を作り、感謝される役割を持つことが大切なのだ、認知症予防にはソレが有効だとのことでした。脳トレは脳が戸惑う内容が良い(想定外と出会う機会)と、出来なくて構わないから脳をいじめる時間を作りましょう、ということでした。

事例発表

シングル介護者のつどい参加者から発表があり、大阪府支部もこの層へのアプローチが必要だろうと思いました。

奥さんが認知症と診断されてすぐに町内会の集まりで告白し、協力を求めた男性は包括支援グループが自然に生まれたと発表されましたが、これはレアケースだと思います。町内会やPTAなどの地域の社会活動に参加する男性は極めて稀で、この男性の場合は本人の日頃の努力の結果ですが、勤め人の男性の多くはなかなか近隣に支援を求め辛いでしょう。


シンポジウム

ひとり親方で仕事をしてきた男性が若年性認知症になり仕事が出来なくなり失業保険ももらえず生活に困窮していると訴え、問題の広がりに戸惑いました。

旦那様が認知症発症された女性は地域の知人から馬鹿にされたように感じ、たいそう悲しかったと。

弄便(ろうべん)など夫の介護で苦労した女性の叫び「行政はなにもしてくれへん」のメッセージは強烈でした。自力で解決策を見つけ、その後様々な組織や個人の相談相手にまで自身がなられましたが、結局行政は誰も助けてくれなかったと。彼女を救ったのは現場で出会った複数の専門職で、そのひとりひとりの使命感と献身だった。しかし、それらを公助と呼べるのだろうか?弄便対策のスキルやノウハウ蓄積とその公開は公のサービスとして担保されているのか、不勉強かもしれないが私は知らない。上意下達の仕組み作りばかりを年次目標にする大綱的なものに、ワンストップのサービスとして人びとが求める内容、知りたい情報を読んだ記憶がない。そのことはつくば市の部長が苦しげに吐露した言葉に滲んでいた。

コーディネーターの高見顧問が繰り返していた「憲法が保障する基本的人権から見て」仕事場を失ってお金に苦労している人、ダブルケア(親の介護と子供の教育費)に資産を使い果たして将来の貯蓄ができない世代、に文化的な最低限の生活を国は保障している、と言えるのか。

私たちは認知症の人と家族の自助を支援するだけではなく、公助を渋る国を変える時代の淵に立っている、そう思いました。